「ユニークフェイス12月読書会のお誘い」

http://d.hatena.ne.jp/uniqueface/20061120

こんにちは。ユニークフェイス会員の森博史(円形脱毛症)です。
12月10日(日)に読書会をおこないます。今回、読書会で使用する本は、以下になります。

“The Psychology of Appearance”
The Psychology of Appearance (Health Psychology)
(Rumsey, Nicola /Harcourt, Diana /Publisher:Open Univ Pr Published 2006/02)

日本語にすると、『外見(見た目)の心理学』といったところでしょうか。
この本の中には、さまざまなユニークフェイスな症状を抱える人々のことが書かれています。さしあたってわたしが注目したことが、二つあります。
一つには、そうした人たちの声を拾い集めてくれている、ということです。たとえば、脱毛症状を抱える人々の生々しい口調の言葉が並んでいます。おそらく、たくさんの人々の声を拾い集めてきて書き起こしたのでしょう。
もう一つには、心の苦しさを実験や数字といった厳密な計りによって計ってくれている、ということです。たとえば、75パーセントの脱毛症女性の自尊心が低かったという報告がある、というように厳密な数字が出ています。
症状をもつ本人発の声を記述するという「本人の内側」からの内容と、実験などにもとづいた数字を並べる「本人の外側」からの内容。わたしは今、この本について、こうしたことを考えています。
わたしは円形脱毛症なので、その立場について書かれている部分に、とくに興味をひかれました。けれど、この本には、たくさんのユニークフェイスな症状が出てくるのです。
今回の読書会には、さまざまなユニークフェイスな症状を抱える方や、さまざまな症状に関心を持つ方に来ていただければ、と思います。英語を読まれない方、この本をお持ちでない方も、安心していらしてください。あなたがご興味のある症状について書かれていることを、みなさんでお話しましょう。もちろん、見学だけしたいという方も歓迎します!
それでは、読書会でお会いいたしましょう。

日時:12月10日(日)14時から
場所:JR中央線吉祥寺駅近く、御殿山コミュニティセンター・ロビー(東京都武蔵野市
http://www.komisen.org/goten-c/

参加費:1000円
幹事:森博史(円形脱毛症)